
1.ブルーアワー
2.かえりみち
3.ゆれる
4.コール
5.将棋崩し
6.十六夜の月
7.Always
8.準備はできてる
9.夕方のコラム
10.囲い
11.紺青の旗
やっと、やっとの思いで完成させたというニューアルバム。公式発売日は2012年3月31日ですが、一足早くご本人より送っていただきました。
安部たかのりという人のライブを初めて見たのは2011年4月30日。ドライドボニート主催のチャリティライブ@下北沢リトルベルゲンでした。その前からヒトトナリやら、音源やらを聞かせてもらってた気がするので全く存じ上げませんという感じではなかったけれど。あ、その前にドルチェラジオ生出演のヤツを見ろと言われて観た覚えがあるので、そこが初めましてかね。紺青の旗と、夫婦を歌ってましたね。
個人的には、シンガーとしてダイレクトにグッとくる方ではなかった。、ゆっくり沁みていく感じ。聞けば聞くほど。ちゃんと意識して聞き始めたのは「紺青の旗」の音源をいただいてから。
アルバム「日々のこと」から実に2年ぶり?のニューアルバム「Always」 紺青の旗のバンドサウンド、夕方のコラム、気になる曲はたくさんあったので楽しみでした。
1.ブルーアワー
夜明けとともに始まる。そんな印象。1曲目にふさわしい本来のスタイルであるアコギと歌のシンプルな構成で、慎重に歌い上げる感じ。ブルーアワーとは「日の出前と日の入り後の、空が濃い青色に染まる時間帯のこと」だそうだ。「魔法の時間」とも呼ばれている。オールナイトで遊んで帰宅する時によく見るよねーっつって。この唄ではブルーアワー現象前後の情景描写が主になっています。
2.かえりみち
タイトルが示す通り、切ない進行と重ねコーラス。曲順的にはこれが最後でもよかったんじゃないかなと思いました。ベタですけど。「冷めた気持ちはポイだ!ポイ!」とビックリマークついてますが、けっして叫んでいません。
3.ゆれる
おそらく、あの時こうしようと決めた自分が敷いたルールにこだわるべきか否かで「揺れている」感情がテーマではないだろうか。アコギ一本、後半に進むにつれ、声高に叫ぶ安部氏。
4.コール
バンドサウンドをしたがえて制作された「Always」では、確かに安部氏のメロディーをふくよかにしている、とあらためて思わされたのこの曲。自分の内に秘めざるを得ないような鬱屈した思いが言葉になった、そんな印象。
5.将棋崩し
コンドウヒロユキ氏とのスプリットに収録されていた楽曲。将棋崩しというのは、山として盛られた将棋の駒を音を立てたり持ち上げたりせずに、指で盤外まで滑らせて駒を得るゲーム。1分半の短い曲ですが「本当のことなどわかりゃしねぇ」と吐き捨てるように歌っていることから、「キミ」に珍妙ななぞなぞでも出されているのだろうか。
6.十六夜の月
タイトルは「いざよいのつき」と読む。僕は最初、「じゅうろくやのつき」と読んでました・・・。まぁ、それは置いておいて、これまたアコースティックの真骨頂。スウィング調というか、6連符というのだろうか。なんとなく、月を見上げて浮かんできた断片的な言葉や情景を一気に書き上げたって感じがしました。こう、「降りてきた!」とミュージシャンはよくおっしゃるがこの曲は、そんな感じがします。
7.Always
アルバムのタイトルにもなっている。「十六夜の月」とは違い、ものすごい難産だった匂いがする。日常の中で、ツライことが連続してもそういう日もあるさ、だって幸せだって、そう思う瞬間を認識した時に降りてくるもの。その幸せをかみしめたらいつも同じ毎日の中で吸い込む空気すら違う味がするのでしょう、と歌っています。歌詞的には一番深いなぁと思ったりします。
8.準備はできてる
「ないものねだり」を「無いもの強請り」と全部漢字にしたのがちょっと堅いなぁ、と思うぐらい。いつだって、明日を迎える準備は整っているんだぜ、それは立派に攻略する自信にあふれているのではなく、出来ることを出来る範囲で。
9.夕方のコラム
試聴の時からサビのコード進行が大好きでした。これも曲順的には最後の曲候補。このアルバムの中では僕は一番に推したい。なに、推しメン? そんなとこだろう。お気に入りだからなのかもしれませんがバンドサウンドのアレンジが一番映えている。
10.囲い
夕方のコラムと紺青の旗の間に挟まれてアコースティック。インターバル的な存在。全くだらしのない人とは自分のことを指しているのだろう。囲い(かこい)とは、あるエリアからエリアまでを守るように存在する柵。囲っちゃいないけどガードレールだってそうだ。道路と歩道を区切っている。そういう囲いのようにどっしりとした大きな存在に、程遠いけど自分はなりたいな、ということだろうか。
11.紺青の旗
紺青の旗は繰り返し見聞きすることで全部歌詞を覚えちゃうくらいお気に入りの曲でした。思えば2011/4/30のライブでオーディエンスも本人以上に歌詞を覚えているんじゃないかというぐらい、精通していたのにびっくりした。将棋崩しが入っていたスプリットの表題曲として収録されてはいたけど正式な音源としては今回が初。一聴してみたが、今回に限って言えばバンドサウンドのふくよかさや、アコースティックのどことなく切ない感じがこのアレンジでは活きたようには聞こえなかった。じゃあどういうアレンジならいいのだろうかというのは答えが出ないけどね。1回目のサビでこれでもかというほどハンドクラップが入っているのも、2回目のAメロで「その人は手を叩いた」の後にバチッと入るハンドクラップの効果を打ち消しているような気さえするのだ。曲順的にも最後ではなく、2曲目ぐらいがよかったような。

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ディスクを取るとご本人登場!









また、近くのドラッグストアで時間をつぶしながらぼちぼち入場時間になったので入ってみると、はなちゃん、本日の出演者、12bunchのスタッフでオープニングエールをやってました。私は、関係者ではなく、客です・・・。あ、まだオープンしてなかったのね。
